県高校野球選手権 投手陣でつかんだ優勝 柳ケ浦、接戦制し夏へ弾み 【大分県】
野球
大分東リトルシニア(野球) プレーヤーズファーストで成績も上々
4月13日に第18期生の入団式が行われ、新入団生24人を迎えた大分東リトルシニア。昨年度はホークスカップ中学硬式野球大会に出場、日本選手権九州予選大会で3位になるなど、多くの結果を残している。試合に勝つという成功体験が一人一人のモチベーションアップにつながり、さらなる高みを目指して勢いづいている。
練習は土曜、日曜、祝日のみと他クラブに比べて少ないが、その理由の一つがチームの教えである“文武両道”だ。少ない練習時間で結果を残すためには、練習の効率や今の自分に必要なことを考えながら練習をしなければならない。「勉強もスポーツも大切な時期だからこそ、将来の人間形成をサポートすることが私たち指導者の使命だと思っている」とチーム創設以来の思いを話す武石浩一郎監督。今やっている練習の意味や準備することの大切さをきちんと説明することで、選手たちの自主性を育み、結果として勉強への取り組み方も変わってくるという。野球を通じて“人としての土台”を身につけた選手たちは、将来さまざまなステージで活躍し、信頼され、必要とされる存在になることだろう。
昨年度は日本選手権九州予選大会3位となった
県内のクラブチームとしては珍しく、メディカルトレーナーが在籍しているのも特徴の一つ。指導陣の「けがで悔しい思いをさせたくない」という強い思いからスタートした取り組みで、選手たちは定期的なメディカルチェックを受けることができ、指導者と保護者が情報を共有する。選手個々の状態を把握した上で指導するので、保護者からは安心して子どもを任せられるという声が集まっている。成長期にきちんとしたケアの方法や体の使い方を身につけることが、技術向上やけがの予防につながっている。
このようなクラブの方針に共感し、選手たちの活躍を期待する約100社の企業が企業部会としてチームをサポート。応援してくれる周りの人たちの期待を力とし、5月に開催される日本選手権九州予選大会に向けて練習中だ。昨年の成績を上回ることを目標に、チーム一丸となって練習に励んでいる。
メディカルサポートが充実
クラブデータ
大分東リトルシニア
練習場所:別府大学大分キャンパスグラウンドなど
対象学年:小学6年生から中学3年生の男女
対象地区:なし
HP:http://www.oitahigashi-ls.jp/
問い合わせ先:090-1876-1509(事務局 矢須田)
(黒木ゆか)