
大分トリニータ シーズン総括 戦い方を徹底できず低迷、降格危機で現実路線へ 【大分県】
その他
全国高校総体なぎなた競技
7月29日 レゾナック武道スポーツセンター
個人試合決勝
小野栞(玖珠美山)0-1大谷舞桜(牛津・佐賀県)
初めての全国舞台だったが、臆せず、持てる力を存分に発揮。151cmの小さな体は躍動した。全国高校総体のなぎなた個人試合に出場した小野栞は、剣道で培った度胸と間合い、踏み込みの速さで勝ち上がった。日本一にはあと一歩及ばなかったが準優勝を手にした。
快進撃の予兆はあった。6月の県高校総体では日本一を知る上杉真子(大分西3年)、山名七海(同)に競り勝ち、頂点に立った。県王者の誇りと自信を持って臨んだ全国高校総体では予選リーグを難なく突破し、決勝トーナメント1回戦は判定勝利。2回戦に駒を進めた。
手数を増やし、攻撃の姿勢を貫いた
翌日の決勝トーナメント2回戦の当日の朝、オリンピック初出場の柔道女子・角田夏実が金メダルを取ったニュースを見て、「私と同じ初出場。やるっきゃない!」と後押しされたという。得意の中段からの面に思い切りの良さが加わり、好調を継続。決勝は3月の全国高校選抜大会で優勝した王者相手に食らいついたが、試合終了直前にスネを打たれ一本負けとなった。「ここまで勝てたうれしさ反面、最後に負けた悔しさもある」と涙を流したが、今大会で出た課題は明白となった「手数は多かったけど一本を取れなかった。技の精度を上げたい」と、国スポ九州ブロック予選に向けて気持ちを切り替えた。
竹刀からなぎなたに持ち替えたのは高校1年。剣道と異なる間合いを意識し、手数を増やすことで力をつけてきた。県内の合同合宿では上杉や山名らレベルの高い選手と練習することで、「追いつき追い越せ」との思いを強くし、鍛錬した。国スポ九州ブロック予選では県選抜として上杉、山名と組んで出場する。「力を合わせて予選突破し、日本一になる」と仲間となったライバルとリベンジを誓った。
悔し涙を流したが、最後は笑顔でリベンジを誓った
(柚野真也)
地区を選択
学校名を選択