
【指導者の肖像〜高校スポーツを支える魂〜】 信じる力が未来を変えていく 柳ケ浦高校バスケットボール部監督・中村誠(前編)
バスケ
29日から始まるバスケットボールの県高校総体の組み合わせが決まった。近年の大会と同様に、シード校の顔ぶれに変わりはないが、最後に全国高校総体(インターハイ)の出場権を手にするのは、果たしてどのチームなのか。
今回は男子の注目選手を紹介するとともに、彼らの気になる選手を聞いた。
シューティングガード 清末純平(大分舞鶴3年、大分西中学出身)
3点シュートにドライブなど、緩急のあるプレーで魅了し、チームナンバーワンの得点力を誇るキャプテン。課題が多かったという県高校新人大会の反省を克服しながら、着実に成長するチームをけん引する。「苦しい状況でもやるべきことは変わらない。全員が力を発揮できるように、キャプテンとして先頭に立ちたい」と、試合中も人一倍大きな声を出してチームを鼓舞する姿が印象的。「最近は県総体で優勝できていない。他を圧倒して44回目の全国を目指したい」と気合十分だ。
気になる選手は?
一宮裕貴(大分上野丘3年)
小学校時代から違うチームで何度も対戦してきた選手。3ポイントのシュート力、ドライブ、攻守で見せる身体の強さなど、同じポジションとして尊敬できるし、自分の目指すスタイルを持っている。けがをしているようなので県総体の出場は難しいと思うが、対戦できれば彼を抑えて勝ちたい。
パワーフォワード 津波知新(柳ケ浦3年、沖縄県豊見城中学出身)
運動量が多く、ゴール下に臆することなく飛び込むリバウンドでチームに勢いをもたらす。マッチアップする相手は自分より身長の高い選手が多いが、当たり負けせず、体を張ったブロックアウトや闘争心でカバー。攻撃においてはドライブからアシストを得意とし、献身的なプレーが際立つ。
気になる選手は?
石橋健人(別府溝部学園3年)
自分より身長が高い。県新人大会では上からリバウンドを取られ、悔しい思いをした。県総体では絶対にリバウンド争いに負けたくない。チームとして失点を60点以内に抑えて、ぶっちぎりで優勝するためには、アイツに仕事をさせない。
パワーフォワード 石橋健人(別府溝部学園3年、福岡県当仁中学出身)
パワーフォワードの他に、スモールフォワードもこなす。185cmの高さを生かしたリバウンドとジャンプシュートに安定感があり、監督からの信頼も厚い。運動量が多く、自陣ゴール下から相手ゴール下まで献身的に走り、攻守で重要なカギを握る。謙虚さがあり、練習に取り組む姿勢は後輩の見本となっている。
気になる選手は?
津波知新(柳ケ浦3年)
県新人大会の決勝で対戦したが、ゴール下のポジション取りで劣勢になった。次に対戦するときは、オフェンス、ディフェンスの両方のリバウンドで一本も取らせない気持ちでマッチアップしたい。
(黒木ゆか)
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