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県高校総体前特集 サッカー男子(6) ブレない「四原則」で柳ケ浦スタイルを突き詰める

県高校総体前特集 サッカー男子(6) ブレない「四原則」で柳ケ浦スタイルを突き詰める

 県高校総体でトップバッターを切るサッカー男子。大会前1カ月を切り、優勝争いを繰り広げるであろう注目校の仕上がり具合をチェックする。第6回は、自分たちのスタイルを貫く柳ケ浦。

 

■昨年度の主な成績■

県高校新人大会 3回戦棄権

全国高校選手権県予選 ベスト8

県高校総体 3回戦敗退

 

 コロナ禍で思うような練習ができず、けが人も増え、ベストメンバーを組めずにいる。それでも、骨格となる3年生の主力は、昨年のチームから試合に出ている選手が半数以上いるため大崩れする心配はなさそうだ。

 

 さらに、チームが掲げる「プレーの四原則」となる「球際」「切り替え」「ハードワーク」「コミュニケーション」を日頃の練習から徹底しているため、「誰が出てもやることが明確なので、迷いなくプレーできる」と有門寿監督。選手選考も四原則ができているか否かで見極め、指導陣も迷うことなくピッチに送り出す。

 

 4月から始まった「高円宮杯JFA U-18リーグ(OFAリーグ)」では、これまで出場機会の少なかったメンバーや新1年生にもチャンスを与え、戦えるメンバーを増やしている。キャプテンの原田光清(3年)は「全員がサッカーの本質の部分で相手を上回ろうとしている。強度の高いプレーを1試合通じて続けることができれば勝てる」と手応えを感じている。5年ぶりの全国高校総体出場に向けて士気は高い。

 

サッカーの本質と向き合う柳ケ浦

 

■主将が語る県総体のプラン■

 

 

DF原田光清(3年)

 

Q:チームの見どころ

 「前線にクオリティーの高い選手がそろい、得点力は昨年のチームに比べてアップしたと思う。全員がチームの『プレーの四原則』を徹底できている。最近のOFAリーグで失点が少なくなっているのはポジティブに捉えたい。攻守のバランスが良くなっており、優勝を狙えるチームになった」

Q:どんなプレーでチームの勝利に貢献したい?

 「自分は技術のある選手ではない。体を張って、泥くさいプレーでチームに勇気を与えたい。コロナ禍で試合ができず、サッカーに飢えている。試合になったら持てる力を全て出し切り、勝ち切りたい」

 

 

(七蔵 司)

大会結果