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ビーチバレー 浅井・神田の大分西1年生ペアが国体出場権を獲得

ビーチバレー 浅井・神田の大分西1年生ペアが国体出場権を獲得

 大分西の1年生ペアが「三重とこわか国体2021」の出場権を手にした-。国体県予選を兼ねた県ビーチバレーボール選手権大会が4日、大分市田ノ浦ビーチで開催され、女子は36組がエントリーした。普段は高校の部活動でバレーボールをする選手らが、ビーチに場所を変えて熱戦を繰り広げた。

 

 優勝した浅井和佳・神田詩歩ペアは、1回戦から決勝までの5試合を勝ち抜いた。期末考査明けでビーチでの練習は皆無。浅井が「手探りでやれることをやった」と話したように、足元が不安定な砂場での足の運びや風を計算したサーブなど、他ペアの試合を見ては「あれ、いいね。取り入れてみよう」と二人で話し合いながら、ビーチバレーの戦い方に順応した。

 

試合を重ねるごとにビーチに適応した

 

 1セットマッチの3回戦までは手探りの試合が続き、3試合とも僅差で競り勝ち、体力を消耗した。準決勝からは3セットマッチで厳しい試合になることを想定し、「相手にポイントを与えてもいいので、返せないボールは追わないようにした」と神田。割り切った試合運びをする“省エネ作戦”は功を奏した。「相手のコートを見ることができるようになり、どのスペースにボールを落とせば得点できるか分かるようになった」と神田英臣監督。準決勝以降はサービスエースが増え、返球でも相手を前後左右に動かし、揺さぶった。

 

 強弱をつけたスパイクを打ち込んだ浅井と、球際の強さを見せて粘り強くレシーブを上げた神田。普段はスパイカーとセッターの関係性でコンビネーションも良く、ビーチバレーへの対応力に優れ、総合力で手にした勝利だった。浅井は「県代表として国体に出場するので、ビーチの特徴を生かした試合展開をしたい」と話し、神田は「体力と技術のレベルアップが必要。国体までに課題を克服する」と意欲を示した。

 

国体に出場する浅井和佳(左)・神田詩歩ペア

 

 

(柚野真也)