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県高校総体 バドミントン女子団体 昭和学園、初戦から1試合も落とさず5年連続V

県高校総体 バドミントン女子団体 昭和学園、初戦から1試合も落とさず5年連続V

大分県高校総合体育大会

5月28日 べっぷアリーナ

バドミントン女子団体

決勝 昭和学園3−0大分西

 

 

 バドミントンの女子団体は昭和学園が、初戦から1試合も落とさず5年連続48回目の優勝を飾った。昨年は2年生ながら団体、シングルス、ダブルスで3冠を達成した坂本侑茄(3年)の“2年連続3冠”に注目が集まったが、「プレッシャーがあった」(坂本)と言うように、思うように力を発揮できず、シングルスは2位、ダブルスは3位で終わった。吉田次郎監督は「コロナの影響で実戦不足が影響した。それでも悪いなりに結果を出すのはすごい。九州大会、全国大会に向けて、負けた悔しさをモチベーションにしてほしい」と再起に期待する。

 

 調子の上がらなかった坂本とは対照的に大会を通じて力を発揮したのが田尻すずか(同)。1年生の頃から坂本の練習相手として積み上げた成果が開花。シングルスで優勝、ダブルスで3位となった。大会前の部内選考会で初めて坂本に勝ったことをきっかけに自信を付けた。スピード、精神力があり、今大会はシングルス優勝を掲げ、有言実行となった。「坂本と2枚看板として活躍してほしい」と吉田監督。これまで同様に双方が切磋琢磨(せっさたくま)することでレベルアップを図る。

 

団体ではペアを組んだ坂本侑茄(左)と田尻すずか(右)

 

 2人の先輩を追う桐原優佳(2年)も面白い存在。吉田監督が「技術はピカイチ」と絶賛する。今大会は団体戦のメンバー入りし、坂本とペアを組んだダブルスで3位となった。手足が長く、予測能力に長ける。「派手なプレーはないが基本に忠実。手本となる選手」と吉田監督。課題はスタミナとパワー。桐原は「大会を通してムラのない試合をしたい。課題が見つかったので、次の大会まで改善したい」と話した。

 

 吉田監督は「今大会は、実戦の場で現時点のコンディションを確かめることできた。1年生は経験を積めたし、全体の底上げができた」と総評。キャプテンとしてチームをまとめる坂本は「精いっぱい自分ができることをして、チームとしていい雰囲気をつくって全国を迎えたい」と次の目標へ照準を合わせた。

 

チームの底上げにつながった昭和学園

 

 

(柚野真也)

大会結果