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ソフトテニス女子 6年ぶりの全国選抜、初戦突破を目指す大分商業

ソフトテニス女子 6年ぶりの全国選抜、初戦突破を目指す大分商業

 1月に行われた九州地区予選会の第5代表決定戦で勝利し、6年ぶり3回目の全国高校選抜大会への切符をつかんだ大分商業女子ソフトテニス部。同校で22年間指導してきた佐藤光晴監督は「練習不足で調子が万全ではなかったが頑張ってくれた」と振り返る。

 

 11月の県高校新人大会では団体戦で準優勝。「優勝して九州大会へ」という目標と、それを達成できる実力への期待が大きかっただけに悔しい結果ではあった。しかし個人戦ではベスト8をほぼ独占。「全員が試合に出たいという気持ちで切磋琢磨(せっさたくま)している」(佐藤監督)と、実力が拮抗(きっこう)した選手たちがライバル心を持ち、チーム力は着実にレベルアップし続けている。

 

 安定感のある戦いぶりでチームに勢いをもたらす江藤海羽(2年)と藤沢詩乃(1年)ペアを筆頭に、佐藤監督が「5、6番手でも技術は高い」と話すように、選手層の厚さが強みだ。全国高校選抜大会で納得の結果を残し、夏の全国高校総体に向けて個の力を集結しチーム一体となって、これまで達成できていない“初戦の壁”を打ち破る目標を目指す。

 

全国高校選抜に向けて調子は上々

 

 「全員が初めての全国大会。緊張せずに実力を出し切ってほしい」と語った佐藤監督。この冬は基本の見直しを徹底した。ボールタッチ、ボレー、ストロークの基礎力を鍛え直し、勝負どころのミスを修正した。仕上がりは良く、大会に向けて調子は上々だ。

 

 今大会は夏の大会と異なり屋内コートでの試合。長いラリー戦になることも多いため、下半身をはじめとする筋力、体力の強化も行っている。無観客試合であることも前向きに捉え、「普段の練習のような試合ができれば目標は達成できるはず」(佐藤監督)。キャプテンの松原七海(2年)は、「九州大会では1番手のペアが勝ってくれたことで流れがつかめた。全国でも普段通りの力を発揮して、勢いを捉えて勝ちたい」と意気込みを語った。

 

実力者が多く、選手層の厚い大分商業

 

 

(黒木ゆか)

大会結果