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春のセンバツ甲子園 明豊が粘りの野球で目標の日本一を狙う

春のセンバツ甲子園 明豊が粘りの野球で目標の日本一を狙う

 明豊が春のセンバツ甲子園の切符を手にした。第93回選抜高校野球大会(3月19日開幕、兵庫県)の出場32校を決める選考委員会が29日、初めてオンラインで開催され、県内からは明豊が選ばれた。昨年の春のセンバツ甲子園は新型コロナウイルス感染拡大により中止になった。明豊は3年連続5回目の選出となる。

 

 待ちわびた吉報が届いたのは29日午後4時15分頃。校長室で出場決定の電話を受けた岩武茂代校長がグラウンドで練習していた川崎絢平監督に報告した。監督から知らせを受けた選手たちは、喜びをかみしめ喜んだ。キャプテンの幸修也(2年)は「甲子園で野球ができることに感謝し、プレーで表したい。昨年は3年生が新型コロナ(ウイルスの感染拡大の影響)で出場できず、苦しい思いをしていたのを見てきた。3年生の思いを背負って、昨年から掲げていた日本一を目指したい。単打でつなぐ野球、粘り強い野球で勝つ」と意気込んだ。

 

監督からセンバツ出場の知らせを聞く選手たち 

 明豊は昨年の秋季県大会5試合で圧勝し、10月に秋季九州大会に出場。切れ目のない打線と右の京本真(2年)、左の太田虎次朗(2年)の2つの軸を中心に1、2回戦を突破。準決勝で大崎(長崎)に惜敗したが、4強入りを果たし、春のセンバツ甲子園の出場を引き寄せた。

 

 目標の日本一に向けて川崎監督は「秋の大会に負けて、力がないことを受け入れて、冬場は振り込んだ。例年以上に体の強さを求め、スイングスピード、打球の強さを上げた」と打撃強化に力を注いできた。センバツ甲子園の出場が決まり「みんなの努力が認められた。自信を持っていい。好きな野球をできることに感謝して、支えられた方々に恩返しできるのは勝つことだ」と選手に伝えた。

 

 日本一を目指すと語った幸修也

 

 

(柚野真也)