
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
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高校サッカーで年間最後の晴れ舞台となる「全国高校サッカー選手権大会」県予選の組み合わせが決定した。38校が出場し、令和最初の全国選手権の出場権を懸けてトーナメント戦を戦う。
前大会優勝の大分は第1シードとなり、初戦は佐伯鶴城と対戦する。キャプテンの佐藤芳紀(3年)は、「対戦相手が決まったが、どこと対戦することになっても気にならない。新人大会、県高校総体で優勝しているが、全国選手権で勝つことが全て。初戦から勝つことだけを考えたい。守備は失点をゼロで抑え、攻撃はいいリズムで得点ができればいい」と話した。実力的に頭ひとつ抜けてはいるが、どの高校も大分対策を練ってくる。小野正和監督は「われわれの攻撃を封じようとするチームが多くなると思うが、メンバーを固め、勝つためのベースをつくり、選手権仕様に仕上げたい。これまで全国レベルの大会を経験しているが、全国選手権に出場できなければ意味がない」と貪欲な姿勢を強調した。
第2シード・柳ケ浦の初戦は楊志館だが、同パートには大分鶴崎、情報科学に加え、第7シードの日本文理大学付属など強豪同士のつぶし合いが増えそう。1年生の頃からストライカーとして出場する芝崎翼キャプテン(3年)は、今大会も得点王候補の一人。「高校最後の大会なのですごく緊張しているが、昨年のこの大会は決勝で負けて悔しい思いをした。勝って笑いたいという思いは強い。試合になれば得点だけを狙う。これまでの大会では6点で終わっているので、今回は10点決めて得点王と優勝の2冠を狙う」と活躍を誓った。
7日に抽選会が行われた
抽選会で芝崎の隣に座り、組み合わせを見守った第3シードの大分工業キャプテンの高野康巳(3年)は、「組み合わせは悪くはない。県高校総体では第2シードでありながら準々決勝で負けた。あれからチームはレベルアップした。無駄な失点をなくし、決めるべきチャンスでFWの自分らが決めたい。得点王を狙いたい」と火花を散らした。
5年ぶりの全国選手権出場を目指す中津東は第4シード。軸丸耕平監督は、「うちは一戦一戦を一生懸命戦うだけ。勝つことで自信と勢いをつけたい」と話し、抽選会に立ち会った副キャプテンの寺下翼(3年)は、「ようやく始まるという感じ。全部を倒さないと優勝はない。去年の大会はメンバーとして出たが、3年生の泣いている姿が忘れられない。自分たちは笑って終わりたい。試合までの残りの時間を有効に使い、万全の状態にしたい」と気を引き締めた。
シード4校の代表、左から高野康巳、芝崎翼、佐藤芳紀、寺下翼
(柚野真也)
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