悔いなし、投げ切った 中津南・小倉伸志朗

2018/07/10
  • 甲子園

第100回全国高校野球選手権記念大分大会

7月9日 第2試合 別大興産スタジアム

中津南 000 000 000 0|0

大分西 000 000 000 1|1(延長10回)

 

 「悔いはない。投げ切った」。昨年もエースナンバーを着け、1992年以来のベスト8に導いた小倉伸志朗(3年)は、1回戦敗退の現実を静かに受け止め、胸を張った。

 

 最終学年となり、昨年以上に「チームを引っ張る意識は強くなった」。大事な初戦は丁寧にコースを投げ分け、決め球のチェンジアップを要所で決める。気温が30度を超える中、「暑さは気にならなかった。調子は良かった」と相手に得点を与えず、味方打線の奮起を待った。

 

 今大会初の延長戦までもつれた10回、四死球、ワイルドピッチが続き、2死満塁の場面。「腹をくくって投げた」チェンジアップが高めに浮き、この日許した4本目の安打がサヨナラ打となった。佐藤俊彦監督は「丁寧によく投げてくれた。夏の初戦で1失点は立派」とねぎらった。

 

 試合終了後、相手の校歌を聞き、「自分たちは負けた。これで終わったんだ」と実感した。自然と涙がこぼれたが、ベンチを後にした時は「本当に楽しい3年間だった。必死に練習し、ピッチャーとして成長できた。記録は残せなかったが、この頑張りは無駄ではなかった」と表情は晴れやかだった。「後輩には僕たちが成し遂げることができなかったベスト4を達成してほしい」とバトンを渡した。

 

 

(柚野真也)

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