夏の甲子園予選特集 勢いある佐伯鶴城、根性野球で優勝狙う

2018/07/05
  • 甲子園

 7日から100回目を迎える夏の甲子園の大分県予選が始まる。今回は優勝候補に名が挙がるシード4校を紹介する。第3回は佐伯鶴城高校。前哨戦となる春の県選手権で優勝し、勢いに乗る第1シードだ。

 

 「春の県選手権で優勝したことは大きな自信となっている」と高橋祐二監督が話すように、夏の甲子園予選に向けてチームの雰囲気は良く、練習も活気にあふれている。“昭和の頑固親父”と呼ぶにふさわしい名将は、59歳になった今もノックをするために率先してバットを握る。「そんなチンタラ走ったらノックが面白くねー!」「もうバテてんのか! 気合を入れろ!」。愛ある怒号がグラウンドに響く。

 

 高橋監督の下、妥協を許さぬハードな練習を毎日こなして選手はたくましくなった。キャプテンの甲斐元喜(3年)が「先制されても怯むことはない。自分たちの野球をすれば勝てる自信はある」と語るように、積極的なバッティングが佐伯鶴城の真骨頂だ。出塁率の高い1番・山口大輝(3年)が切り込み隊長となり、甲斐、池田和樹(2年)、河野佑典(3年)の長打力のあるクリーンアップが続く。「思い切りの良さ、積極性がある。目立つ選手はいないが全員が戦える」(高橋監督)と、切れ目のない打線がビッグイニングを呼び込む。

 

 投手陣は左のエース大神裕貴(3年)が柱となる。5月の県選手権では4試合全てに先発し、ピンチでも動じない精神力とキレのある変化球で優勝に貢献した。2番手の大崎翔矢(3年)は右のスリークォーターで、県選手権の明豊戦でロングリリーフし、打たせて取る投球が光った。今大会も大神は全試合で先発を覚悟しているが、大崎が大神の負担をどれだけ減らすことができるかがポイントとなりそうだ。

 

 「エラーはつきもの。そこで気持ちを切らすのではなく、長打一本でひっくり返すという気持ちで戦えばいい」と高橋監督。選手は実力があり、本来の力を出し切れば優勝できると信じて疑わない監督の目指す“根性野球”で頂点を狙う。

 

切れ目のない打線が特徴

 

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