全国高校野球大分大会 グッドルーザーたち 打倒・明豊からプロを目指す金田龍乃介(中津東3年) 【大分県】

2024/07/22
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第106回全国高校野球選手権大分大会

2回戦 7月16日 別大興産スタジアム

中津東 000 000 00 |0

明豊  001 040 11×|7

 

 4連覇を狙う王者に立ち向かった。中津東の金田龍乃介(3年)は今大会初登板となった2回戦・明豊戦のマウンドの感触を楽しみながら、一球一球に気持ちを込めた。要所を抑えたが、結果は8回コールド負け。悔しさは残ったが、「明豊打線は強かった。思うようにカウントはつくれたが、決め球を打たれた」と素直に負けを認めた。

 

 中学3年のときに「野球をやめよう」と明豊中から地元の中学校に転校したが、「打倒・明豊」を掲げ、もう一度野球を続けようと決意した。外野手から投手に転向し、対戦を待ち望んだ。新チームになった昨夏に「打倒・明豊」はチームの目標となり、金田はチームの大黒柱としてキャプテンとエースの重責を担った。長吉勇典監督は「最上級生になり、チームが勝つことを優先して動ける選手になった」と金田の成長に目を細めた。

 

 その頃から球速が140キロを超えるようになり、変化球のキレ、制球力が安定するようになった。ひと冬を越したときには最速148キロを記録し、ドラフト候補として取り上げられる存在になった。「今の自分のレベルはどんなものだろうか。明豊打線と対戦したい」との思いは日に日に強くなり、1回戦に勝てば明豊と対戦できることに運命を感じた。

 

明豊打線相手に力投した金田龍乃介

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