九州高校野球県予選 勝ち方を知る明豊が優勝 【大分県】

2023/10/17
  • 高校野球

第153回九州地区高校野球大会県予選

10月15日 別大興産スタジアム

決勝

大分舞鶴 002 000 000|2

明 豊  100 100 31×|6

 

 秋の九州地区大会県予選決勝は、明豊が大分舞鶴に6-2で勝ち、2季ぶり20回目の優勝を飾った。明豊は一回に一死一、三塁の場面で4番の的場航輝(2年)の右犠飛で先制した。三回に逆転されだが、四回に追いつくと、七回に一死二、三塁の場面で9番・一ノ瀬翔舞(同)が走者一掃の適時三塁打でリードを奪い返し、八回にも追加点を奪い逃げ切った。

 

 勝負は逆転を許した三回にあった。無死一、二塁の場面でベンチから「逆転されてもいいが、2点以内に抑えよう」と指示が出た。焦らず一つずつ確実に封殺し、予定通りに2点に抑えたことで「流れを渡さず、焦らずに後半勝負に挑めた」と川崎絢平監督。9月の県選手権は細かいことを指示せず、選手の能力を思い切り出すことで優勝したが、大会後は「いい野球とは勝つ確率を上げるための野球」と共通理解を促し、そのために必要なプレーができることを求めたという。打者有利のカウントにして狙い球を絞り、状況に応じてチームバッティングを実行する。明豊は「勝負強い」と表現されることが多いが、川崎監督は「全員が勝ち方を理解しているから」だという。

 

投打で活躍した一ノ瀬翔舞

 

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