2020県高校野球大会 大分雄城台のエース橋本が投打で活躍し、勝利の原動力に

2020/07/23
  • 高校野球

 九回を投げ抜き、3安打2打点と投打で活躍を見せた橋本は、試合後に「打ったら自分も楽になる。流れをつくりたくて(打順は)5番に自分から名乗りを上げた。ミートは得意だし、昨年から体重も10㌔増えて飛距離が出るようになった」と打撃にも自信をのぞかせた。部活動休止中もシャドーピッチングや走り込み、素振りを続け、自分と向き合ってきた。投げてよし、打ってよしのエースが今大会、大分雄城台を勝利に導くキーマンになりそうだ。

 

 理想の流れで勝利を収めた大分雄城台だが、課題も見えた。試合後、キャプテンの工藤海翔(3年)は「上位打線が機能しなかった。今回はピッチャーと下位打線に助けられた」と反省を口にし、「次は打ってピッチャーを助けたい。(3回戦で戦う)佐伯鶴城には新チームになって勝ってないので雪辱を果たしたい」と決意を語った。

 

 佐伯鶴城は、昨年まで釘宮監督が指導していたチームでもある。手の内を知り尽くした元教え子たちとどう戦うのか。複雑な思いもあるが、3年生にとっては最後の大会。釘宮監督は、新たな絆を紡ぐ大分雄城台の選手たちと共に全力で勝利をつかみにいく。

 

初戦突破した大分雄城台

 

 

(柚野真也)

 

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