夏の甲子園予選特集① 勢いに乗る大分 まずは県内王者、そして甲子園

2019/07/02
  • 高校野球

 7月7日に別大興産スタジアムで幕を開ける「第101回全国高校野球選手権大分大会」。藤蔭が28年ぶり2度目の優勝を飾った前回大会から約1年。再び、この季節がやってきた。45校44チームがそろい、高校球児の夢舞台への出場権を懸けた戦いが幕を開ける。大会直前特集として、シード上位4校を紹介する。第1回は春のセンバツに出場した大分高校。

 

戦力分析 総合40

 

攻撃力 9 

7〜9番の下位打線がつながれば得点は増産できる

守備力 7 

失策絡みの失点は懸念材料、一つのミスが命取りとなる

機動力 8

追われる立場となり、細かな走塁まで目が行き届いている

投手力 8

エース長尾凌我(3年)のほか、左右で2番手が育ち、充実した

選手層 8

足立駿主将(3年)の復帰で戦力は整った。3年生に力あり

(1〜10の段階評価)

 

 昨秋の九州地区大会でベスト4に入り、大分高校初となる春のセンバツ出場を果たし、今春の九州大会でもベスト4。着実にレベルアップし、結果を残した。それでも「新チームになってから県内大会で一度も優勝していない」(松尾篤監督)と、手にしていない“大分県No.1”の称号を勝ち取ることが今大会の命題だ。

 

 「打ち勝つ野球」を掲げ、バットを振り続けた時間は結果につながった。打線に切れ目なく、チームには「ここ一番での一本」が強く意識づけされており、集中打を浴びさせてビッグイニングをつくり出す。走塁では隙あらば誰もが進塁を目指し、好投手を揺さぶり、攻略する術を知っている。勢いに乗れば大量得点で一気に試合を終わらせる迫力がある。

 

3年生の結束力がチーム力に

 

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