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2018県高校総体レポート(自転車競技) 男子は日出総合、女子は別府翔青が連覇

2018県高校総体レポート(自転車競技) 男子は日出総合、女子は別府翔青が連覇

 県高校総体自転車競技(ロード)が、SPA直入サーキット場(竹田市)で5月26日に行われた。雨に加えて冷たい風が吹き下ろす状況下で、3校33選手が参加。1周1.43kmのコースを男子45周、女子20周で競った。

 

 ロード競技は、全選手が一斉にスタートして着順を争う。空気抵抗を減らすために単独で走らず数人で隊列を組むのだが、男子では実力者がそろう日出総合が一歩抜き出ていた。トラック競技で上位を独占したメンバーが集団をつくり、前年度優勝の下山綾亮(3年)や高木京太郎(3年)が中心となって、序盤から先頭集団を引っ張った。

 

 「どんなコンディションでも強い選手は強い」という日出総合の橋本文一監督の言葉通り、雨で路面が滑りやすく、水しぶきで視界が狭まる中、下山、高木はコーナリング技術の高さで、アップダウンが続くコースを走り抜けた。この二人の後ろに位置取りしスタミナの消費を抑えていたのが生野優翔(2年)。「残り10km前後からまくろう(勝負を仕掛けよう)と思っていた」と冷静にレース展開を読み、ロングスパートで先頭に立つと、その後も積極的な走りで逃げ切った。

 

路面が滑りやすくコーナリングが難しかった

 

 女子は6選手が参加し、3月の全国高校選抜大会で7位入賞の阿南里奈(別府翔青2年)が実力通りの走りを見せた。ラスト1周になる手前で勝負を懸けた。「得意の登り坂だったし、ゴール前のスプリント勝負になると分が悪いので早い段階でスパートした」と振り返ったように、得意のスタミナ勝負に持ち込み優勝を飾った。

 

 先行開催の県高校総体自転車競技は全日程を終え、トラック競技の成績を加えた学校対抗は、男子が日出総合、女子は別府翔青が、昨年に続き頂点に輝いた。

 

女子は最終周まで先頭集団は崩れなかった

 

(柚野真也)