県高校総体前特集 バレーボール女子(1) 3年生が屋台骨となる東龍は今年も強い 【大分県】

2023/05/16
  • 高校総体

 肩を故障し、大会前日からスパイク練習ができるようになった岡部は、決勝でピークが来るように、徐々に調子を上げた。熊本信愛との決勝では、試合の流れをつくる序盤、勝負を決める終盤でギアを入れ、力強いスパイクを打ち込み勝利を呼び込んだ。岡部は「今大会は楽しく、全ての力を出し切ることができた。そういう雰囲気をつくり出せたことがよかった」と振り返る。

 

 中村実桜(3年)、飯尾風香(同)、真田和佳(同)の大崎中(東京都)出身の3人ユニットも機能した。リベロの飯尾が一寸の狂いもなく真田につなぎ、ここぞという場面で中村にクイック(速攻)トスを上げる。3人があうんの呼吸で繰り出す攻撃が要所で決まり、対戦相手を惑わせた。中村は「ずっと一緒にバレーをしてきたので雰囲気で(トスが上がるのが)分かる」と胸を張る。

 高橋は「3年生はこれからすべての大会が高校最後になる。どの大会も全力て、楽しくプレーしたい。もちろん全ての大会で優勝を狙う」と3年生の思いを代弁した。まずは県総体で全国の切符をつかむことに全力を注ぐ。

 

今年の東龍は元気な選手が多い

 

 

(柚野真也)

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