県高校総体前特集 バスケットボール男子(2) 下級生チームの柳ケ浦、必要なのは3年力 【大分県】

2023/04/24
  • 高校総体

 県高校総体が1カ月後に控えている。前哨戦となった南九州四県対抗バスケットボール選手権(南九)の男子県予選では、別府溝部学園が2月の県高校新人大会に続き優勝した。頭一つ抜けつつある別府溝部学園を追うのは、どの高校か。県高校総体に向けて実力校の現在地を探った。

 第2回は、昨年の県高校総体覇者の柳ケ浦を紹介する。

 

■昨年度の主な成績■

県高校新人大会 準優勝

ウインターカップ県予選 準優勝

県高校総体 優勝

 

 県高校新人大会に続き、南九県予選でも準優勝に終わったが、4月に高さと技術のある新1年生が加わり、チーム内の競争がし烈になったのは確かだ。南九県予選決勝の先発メンバーに名を連ねた3年生は東琉仁のみ。体調不良で松本太地(3年)が出場を回避したが、ベンチメンバーを含めて1、2年生の占める割合は多く、実力主義を貫く。

 

 中村誠監督は「下級生主体のチームなので経験を積ませる必要がある」と話すが、「チームを引っ張るのは3年生であってほしい」と、3年生に奮起を促す。若いチームのため試合運びに不安はあるが、例年に比べて身長の高い選手がそろうのが新チームの特徴だ。セネガルの留学生ボディアン・ブーバカー・ベノイット(2年)の2mを筆頭に、186cmの山下凜生(同)、180cmの塩谷泉(同)ら先発組の平均身長は180cmを超える。

 

3年生としてチームを引っ張る東琉仁

 

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