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県高校総体 ソフトボール男子 決勝再試合は日田林工が制し3大会連続V

県高校総体 ソフトボール男子 決勝再試合は日田林工が制し3大会連続V

大分県高校総合体育大会

6月14日 臼杵市総合運動公園

ソフトボール男子 決勝 

日田林工 500 003|8

大分東  000 000|0(6回コールド)

 

 荒天のため6回引き分け再試合となったソフトボール男子の決勝戦。恵みの雨としたのは日田林工だった。中1日で迎えた決勝戦を前に、矢野由次監督は「雨がなければ負けていた。6点差を追いつかれたのだから。ただ、チャンスをもらったのだから気持ちを切り替えていくぞ」と叱咤(しった)し、選手をグラウンドに送り出した。

 

 監督の激励は選手を奮い立たせた。初回に打者一巡の猛攻。キャプテンの川津颯太(3年)は「相手は好投手だったが、立ち上がりは不安定なので付け入るならそこしかなかった」と盗塁やバントを巧みに使い、5点のビッグイニングを作った。

 

チームを引っ張る川津颯太

 

 投げては先発の松尾林太郎(3年)が奮闘。三回の1死二、三塁、この日一番のピンチの場面で三振、遊ゴロに仕留めると、その後も無得点に抑えた。

 打線は二回以降、無得点が続いたが、五回が終わって円陣を組む。「攻撃が単調になっているぞ。向こうにある流れを持ってこい」と矢野監督のげきが飛ぶと、死球を足がかりに足で揺さぶり、相手のミスを誘発して3点を加えた。

 

 結果、6回コールドで大分東に勝利。3大会連続優勝を決めた。矢野監督は「課題は山積み。投攻守、全てでワンランクアップしないと全国では勝てない」と厳しく評価したが、「再試合で気持ちを切らさず頑張った」と選手をねぎらった。川津は「チーム一丸となって、足を絡めた自分たちらしさを出して、まずは初戦突破を狙いたい」と九州、全国に目を向けた。

 

 3大会連続優勝となった日田林工

 

 

(柚野真也)