全国高校バスケットボール選手権大会・男子 別府溝部学園 衝撃的な全国デビューを狙う

2018/12/07
  • 冬の全国大会

全国大会に向けて3つのテーマ

 

・やるべきことをやる

・戦う姿勢を見せる

・記憶に残る試合をする

 

 創部4年目で初めての全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)出場を決めた別府溝部学園。現3年生が1年生の時から強化プランを実施し、福岡第一高校時代に全国高校総体などへの出場経験がある末宗直柔コーチを昨年招聘(しょうへい)したことが結果に結びついた。

 

 ウインターカップ県予選では柳ケ浦、大分舞鶴、日田の強豪校を次々と破り、手にした大分県ナンバーワンの称号。「狙ってはいたがこんなに早く達成できるとは思っていなかった」(末宗コーチ)のが本音だが、「目標はあくまでも全国大会で勝てるチームになる」ことはブレてはいない。

 

 県予選後も県外の強豪校とほぼ毎週末に練習試合を組み、全国レベルを体感し、その差を埋める作業を繰り返す。攻撃面では、ウガンダ出身・身長2㍍7㌢のフセイン(1年)と中国出身・2㍍の陳凌霄=チャンリンショー=(2年)という2人の留学生ビッグマンをインサイドに据え、シュート力を高めている。守備はアグレッシブにプレッシャーをかけ続ける。集中力が途切れないように頻繁に選手を交代するのが特徴。「常にモチベーションを高め、自分ができることを最大限することがチームの勝利につながる」とキャプテンの島袋琉太(3年)の言葉が、選手みんなの気持ちを代弁している。

 

 初戦の市川(山梨県)に勝利すれば、2回戦は名門の能代工業(秋田)と対戦する可能性が高い。「うちは参加50校で実力は50番目のチームだが、まずは全国1勝して、能代と対戦して溝部学園の名を全国に広めたい」と末宗コーチ。衝撃的な全国デビューを狙っている。

 

 

  • LINEで送る

関連記事

ページトップへ