藤蔭高校 県高校総体に次ぎ、2冠を狙う

2018/09/28
  • 冬の全国大会

バスケットボール女子 ウインターカップ県予選(2)

 

 県高校総体で悲願の優勝を果たし、全国高校総体(インターハイ)を経験した藤蔭は、ほとんどの3年生がチームに残り、夏・冬の連覇を狙う。

 昨年の全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)2次予選は準決勝で大分商業を破った時点で満身創痍となり、決勝の中津北戦では十分な力を発揮できなかった。あれから1年。メンタルと体力強化を重点に置き、県高校総体後も気持ちを切らすことなく、平常心を保ちながら、さらに上を目指し続けている。

 2年生の頃から試合に出場している3年生が多く、経験値は高い。中でもチームを技術面・精神面の両方で引っ張ってきた西田恵菜(3年)について、芦川尚子監督は「ようやく安心してゲームを任せられるようになった」と安定感を評価する。同じく力をつけてきたのは3年生の菅妃菜里。「自分を信じて力を出し切ってくれればもっと活躍できる」と、芦川監督はその秘めた力に期待する。その他の選手も技術と経験を重ねているだけに、試合ごとに誰が活躍してもおかしくないほど選手層が厚い。

 7月に開催された天皇杯・皇后杯全日本バスケットボール選手権大会都道府県代表決定戦では社会人の強豪チームに勝利し、優勝できたことも大きかった。経験やテクニックが上回る社会人チームとの試合は「全国での戦い方に似ている」と、全国を目指す彼女たちにとって大きな自信となった。

 一戦一戦、失敗を恐れず、心からバスケットボールを楽しむ藤蔭のスタイルは、ウインターカップ2次予選でもスマイル旋風を巻き起こしてくれることだろう。

 

県高校総体王者として臨む

 

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