大分豊府高校 3年生の守備+2年生の高さで初制覇目指す

2017/09/21
  • 冬の全国大会

バスケットボール女子 ウインターカップ県予選特集(1)

 

 高校3年生にとって最後の大会となる全国高等学校バスケットボール選手権大会、通称ウインターカップ。出場権を懸け7月に1次予選があり、9月末から2次予選が始まる。

 昨年に続き優勝を狙う中津北は今夏の県総体も制し盤石だ。ただ、個々の能力の高い大分商業、藤蔭は虎視眈々と載冠を狙い、大分豊府も主力の3年生が残り、戦力は充実している。

 一発勝負のトーナメントで波乱は起きるのか!? シード4校に迫る。

 

第4シード 大分豊府高校

 

部員20人(うち3年生5人)

  

 県総体でベスト4まで勝ち上がった大分豊府。ここ数年で、ベスト4常連校の1つに名乗りを上げるまでになった。しかし、決勝リーグまで進出できるようになったが、中津北や大分商業などの強豪校の前に、幾度となく悔し涙を流してきた。今年の県総体でも決勝リーグでの1勝が遠かった。上位でいかにして勝ち進んでいくかが大きな課題となる。

 

 県総体後に2年生中心の新体制がスタート。ウインターカップ県予選では、2年生と残った3年生の混合チームとして出場する。2年生は9人中7人が身長160㎝を超えており、これまでのチームに比べ平均身長がぐんと高くなった。

 

 もともと豊府はディフェンスを武器とするチームだ。中島学前監督(現・鶴見丘)が、ディフェンスを徹底的に鍛え上げた。スタミナを必要とするオールコートマンツーマンにこだわり、2年生もそのシステムに対応できる力がついている。これまで低い身長をディフェンスで補っていたが、そこに2年生の高さが加わることで、さらなるプレースタイルのバリエーションが期待できる。

 

 楢木一郎監督は「3年生は自分たちで自主的に練習し、高め合えるメンバー。学力も高く集中力もある。ディフェンス力も含め、2年生がどこまで3年生のいいところを吸収し、追い付けるかがポイントとなる」と新チームへの期待を語った。

 練習時間は決して長くはないが、短時間で集中して練習に励む。大会まで時間はないが、文武両道を目指してウインターカップ県予選での初優勝を狙う。

 

ベスト4常連校になったが、さらなる上を目指す

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