ウインターカップ バスケ女子県予選 金の糸でつながった中津北が5連覇

2020/10/26
  • 冬の全国大会

 5点のリードを追う第4Qは、オールコートゾーンプレスを再試行。大津留監督は「これが中津北のスタイル。読まれてもいい、貫くことで超えられるものもある」と選手を送り出す。攻撃では木下にボールを集めた。「エースで駄目ならそれまで」と、大野瑠里(3年)が木下をマークするディフェンダーにブロックし、そこから全ての攻撃権を託された木下が仕掛ける。シュートかパスか、選択肢は2つしかないがシンプルだからこそ守りにくい。得点を重ね、マークが厳しければパスをさばく。周囲も木下の動きに呼応し、援護する。攻守でやるべきことに集中したチームは、最終Qで見事に逆転した。

 

 殊勲の逆転シュートを決めた古林は「私たちは“金の糸”でつながっている」と胸を張る。大会前最後の遠征で帰りの道中、”運命の赤い糸”ならぬ「金の糸」を監督と全部員でつなぎ、「自分たちのバスケを貫いて優勝し、ウインターカップに出場する」と結束したという。金の糸は絡まることなく、張り詰めたまま最終目標であるウインターカップベスト8に向けて動き出す。

 

勝負強さを発揮した中津北

 

 

(柚野真也)

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