ウインターカップ県予選特集 バスケ男子④ 伝統校のプライドを背負い、王座奪回を狙う大分舞鶴

2020/10/18
  • 冬の全国大会

 「難しいことをやり過ぎて、根本がおろそかになっていたのではないかと気付かされた」と池田監督。県高校総体の結果を踏まえて、舞鶴伝統の“高レベルなバスケ”を今一度見直し、基本をおさえた練習にも力を入れている。今大会に出場するチームは187㌢の近藤怜己(3年)、189㌢の宮本英駆(2年)といった長身選手もそろい、大分舞鶴の特長でもあるスピードに高さをプラスすることで、戦い方のバリエーションが増えている。

 

 「全国大会に40回以上出場しているという歴史は、他校にはない誇らしいこと。先輩たちの思いを背負っている自覚はあるのか」。池田監督は随所で投げかけ、彼らもその重みを受け止め、闘志を燃やす。原点に立ち返り、チャレンジャーとしての挑戦。決して楽な戦いではないが、伝統校としてのプライドとバスケットボールができる喜びを全力で体現できたとき、王者奪還への道が開けるはず。悔しさを経験した彼らはこれまで以上に全国への思いをプレーにぶつける覚悟だ。

 

復権を懸け優勝を目指す大分舞鶴

 

 

(黒木ゆか)

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