ウインターカップ県予選特集 バスケ男子② 3連覇を目指す別府溝部学園に隙なし

2020/10/14
  • 冬の全国大会

 今年は新型コロナウイルスの影響で練習試合すらできない状態が続き、自分たちの力を図る場が少なかった。だからこそ、普段の練習をウインターカップ本戦会場のつもりで全力を出し切ること、競技以外の時間も細部への意識を持って行動することを、末宗監督は常に選手たちに投げかけている。そこには「思いやりのあるバスケをしてほしい」という思いも重ねているという。「全国で勝つにはイージーミスが多すぎる。パスもアシストも、お互いを思いやる気持ちがあれば自然とミスは減る」とその狙いを話す末宗監督。

 

 個々が高い技術を持っているからこそ、思いやりのあるバスケを最大限に発揮するために、仲間を信頼し、お互いを生かす。日々の意識付けがチームワークづくりに不可欠だ。「毎年危機感を持っている。いつもチャレンジャーのつもり」(末宗監督)。3年間チャンピオンの地位を守り続けているにもかかわらず、末宗監督や選手に全くおごりはない。これまで以上に「意識」を高めた彼らが、どんな戦いを見せてくれるか楽しみだ。

 

今大会もチャレンジャーとして挑む

 

 

(黒木ゆか)

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