ウインターカップ県予選特集 バスケ女子① 二兎追う大分、憧れの舞台と夢の国へ

2020/10/01
  • 冬の全国大会

 キャプテンの成松朋華(3年)は「やることはこれまでと変わらない。結果も出たことで、自分たちのバスケに自信が持てるようになった。チームの雰囲気はいい。みんなが同じ目標に向いている」と、県高校総体の成功体験がチームにもたらした成果を感じている。今大会は追われる立場になるがチームにはネガティブな感情はない。「みんなでディズニーランドに行こう!」が合言葉だ。ウインターカップに出て、ディズニーランドで遊ぶ。この明るく、ポップな雰囲気が大分の魅力でもある。もちろんオンとオフのメリハリはあり、「ウインターカップに出場できなければディズニーランドはない。簡単でないことはわかっている」(成松)。

 

 1年の頃からエースとしてチームを引っ張る秋吉楓(3年)は、心強い仲間と共に「これまでの全てを出し切りたい」と集大成の場として挑む。今の大分は秋吉が押さえ込まれると失速するようなチームではない。有墨遥野、奈須彩乃が第2、第3の得点源となり、チームにディフェンスと闘争心を植え付けた成松、外から射抜きチームを盛り上げる山田晶ら個性豊かな3年生が一枚岩になれば爆発力は止まらない。県高校総体の勢いをさらに加速し、一気に頂点に登り詰める。憧れの舞台の後に夢の国へ。2つの目標を実現するつもりだ。

 

底抜けな明るさこそが大分の魅力

 

 

(柚野真也)

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