ヴェルスパ 節目のシーズンでJ3昇格を目指す

2021/03/05
  • ヴェルスパ大分

 JFL 10年目の節目のシーズンを迎えるヴェルスパ大分。今季の目標はリーグ連覇とJ3昇格となる。昨季までの3年間、パスサッカーの土台を築いた須藤茂光監督が退任し、後任には日本サッカー協会ナショナルトレセンコーチの山橋貴史氏が就任した。チーム始動から少し遅れて合流した山橋監督は、理想とするサッカー像を選手に示し、「須藤監督が築いたスタイルを継続しながら、守備のところで少し変化したい」と話した。ゾーンディフェンスを採用、コンパクトな陣形を保ちながら前線からの守備に力を注ぐ。

 

 新戦力獲得への期待以上に、昨季リーグ優勝したことで主力の引き抜きが懸念された今オフだが、アスルクラロ沼津(J3)に移籍したMF瓜生昂勢を除けば昨季の主力はほぼ残留。瓜生の穴はMF高橋宏季ら現有戦力で埋まりそう。GK姫野昂志、DF浦島貴大の昨季ベストイレブンらで構成する守備陣は、新スタイルへ意欲的に取り組む姿勢を示し、戦術理解はチーム全体へと浸透している。新キャプテンのMF篠原宏仁は、「高い位置からボールを奪いにいくことで、昨季にはないスピードのある攻撃ができるようになった」と手応えを感じている。

 

開幕に向けて順調に調整は進む

 

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