誠心誠意、心を込めて作ることの大切さを学ぶ 大分西高校家庭部・食物部 【大分県】

2023/08/09

 週に一度、さまざまな料理を作る大分西高校家庭部・食物部。毎年40人ほどの部員が在籍し、1年から3年までの部員が混在した班で調理を行っている。顧問の小田原美穂教諭は「違う学年の生徒同士で料理を作ることで、先輩や後輩の垣根を超えて学ぶことは多い。お互いに教え合い、情報交流をしながら切磋琢磨(せっさたくま)してほしい」と、調理だけでなくコミュニケーション力の成長も期待し、指導している。部長の荒金千穂(2年)は「部の強みはチームワークの良さ。楽しく活動しながら、調理技術も高めたい」と話す。

 

 年間の調理スケジュールはミーティングを行い、全員が意見を出して決める。毎週入れ替わる調理担当者が最終メニュー決定し、ギョーザやお好み焼きといったメニューからフォンダンショコラなどの菓子類まで幅広い料理を作る。麻生涼寧(3年)は、「家でも料理をすることはあるが、ここでは部員のみんなで作る楽しさ、協力する大切さを学んだ。この3年間で仲間と準備から調理工程までを考え、助け合うことができた」と話す。

 

大分名物の唐揚げを作り、試食した

 

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