
珠玉の一枚 Vol.41 【大分県】
じわりじわりと閲覧者数が増え、注目を集めている日本文理大学付属高校のユーチューブ同好会「NBU Tube」。昨年6月に亀井彪斗(1年)は「高校の公式ユーチューブアカウントを作成して、学校の情報を発信したい」と、A4のレポート用紙に提案理由やユーチューブの利点、思いをぎっしり書き込み、志願した。その強い思いを学校側が受け入れ、活動を開始した。
現在は6人が在籍し、早くも大きな成果を挙げている。同校の公式ユーチューブチャンネルを立ち上げ、文化祭や部活紹介などの動画を発信している。また、「合格者説明会」の動画は保護者から「とても分かりやすい」と好評で、外部から動画作成の依頼もあるという。最近は「大分県警公式チャンネル」の交通安全啓発動画を2本作成して、高い評価を得た。
文化祭のオープニング動画を作成
亀井を中心に企画、構成、撮影、編集などを行っている。顧問の勝龍三郎先生とのやりとりは、ほとんどがメールだ。勝先生は「新しい形の部活動を目指したい。部員は登録制にして、案件ごとに制作チームを作り、活動する。そんなフレームができたら面白い」と話す。
中学3年時に友だちと「ゲーム実況動画」を作り、そこから動画編集の面白さを知ったという亀井。独学で動画編集を学び、スマートフォンやタブレットでこれまで数々の作品を作った。「見やすく、分かりやすい」動画作りを意識する。今後の活動については、「自分たちで面白い動画を発信するのもいいが、依頼された案件動画を作りたい。(交通安全啓発動画のように)依頼者の要望をくみ取り、動画に落とし込んだときの達成感はたまらない。会員を増やして活動の幅を広げたい」と意気込む。
同好会「NBU Tube」を立ち上げた亀井彪斗
(柚野真也)
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