県高校新人ラグビー大会 大分東明が圧勝し、念願の初優勝

2019/02/10
  • 新人大会

 念願の優勝を手にした大分東明フィフティーンは、芝の上で何度も肩を抱き合い喜びを分かち合った。「序盤から自分たちのラグビーができた」と振り返る白田誠明監督が目指してきたのは、フォワードとバックスが一体となりボールを動かす攻撃スタイルだ。ブレイクダウンを制した後の展開の速さ、リズミカルなパス、タックルに屈しない強さ、相手の動きを読む洞察力。この日はすべてにおいて相手を圧倒した。足が止まった終了間際でも、大分舞鶴が得意とするモールをゴール際で粘り強く止める姿は、大きな成長を感じさせるものだった。

 

 しかし、選手たちの顔に「やっと勝てた」という力みは全くなく、「やればできる」とただただ晴れやかな笑顔。若松は「全員が100%の力を出せれば大差で勝てると思っていた」と自信ものぞかせた。

 

 15日からの九州高校新人大会では、全国選抜大会への出場を狙いさらなる躍進を誓う。白田監督は「今日はあくまでも(冬の)全国への通過点。優位なスタートを切ったが、これからシビアな戦いになると思う。やるべきことを一つひとつクリアしてきたい」と気持ちを引き締めた。

大差で初優勝を手にした大分東明

 

(冨松智陽)

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