注目選手 バスケットボール女子(1) チームを背負うエースの現在地 【大分県】
2025/02/22
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得点力に磨きをかけ、クラッチプレーヤーへ
大神埜乃(藤蔭2年)
得点力5 アシスト力3 リバウンド力3 ディフェンス力4 経験4 ポテンシャル5
昨年は1年生ながらエースとしてコートに立ち、その才能を存分に発揮した。長い手足を生かしたしなやかな動きと、どこからでも得点できるアグレッシブなオフェンスで、相手ディフェンスを圧倒した。果敢にリングへ向かうその姿勢は、チームにとって頼もしい存在だ。
新チームになってからは、大神に求められる役割が大きく変わった。得点だけでなく、アシストやリバウンドなど、より幅広いプレーが求められている。西山泰加監督も「これまでチーム得点の半数は大神が取っていたが、新チームでは得点以外の仕事も増えた。しかし、常にリングに向かうアグレッシブな姿勢は忘れてほしくない」とその変化を認めつつも、大神の本来の持ち味に期待を寄せる。
試合の勝負どころで、自然とボールは大神の手に渡る。仲間も監督も、エースが決めてくれると信じているからだ。その信頼に応えるべく、大神自身も「チームが得点を必要とする場面で、確実に決められる選手になりたい」と強い意志を語る。目標とするのは1試合平均30得点。だが、それ以上に重要なのは、「点がほしい」というここ一番の場面でシュートを決めれる「クラッチプレーヤー」になることだ。
エースとしての自覚、そして新たな役割への挑戦。大神はさらなる成長を遂げ、チームを勝利へ導く存在となる。
(柚野真也)