県高校新人大会 サッカー男子 大分鶴崎が4年ぶり4度目のV 【大分県】
2025/02/07
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試合が動いたのは後半34分。相手のスローインからのこぼれたボールをMF河野歩夢(2年)が拾い、鋭く反転してマーカーをかわすと、左サイドから中央に走り込んできたFW木許央雅(同)の足元に縦パスを供給。木許は左足でDFの届かない絶妙な位置にコントロールすると、ペナルティーエリア角から右足でシュート。ボールは美しい弧を描きながらゴール右上隅に突き刺さり、決勝点となった。「絶対に決めてやるという強い気持ちで試合に臨んだ。点を取ることができて良かった」
首藤監督は「試合経験が豊富な選手と共にプレーすることで、経験値の少ない選手たちも少しずつ成長してきた」と大会を振り返る。今後については「基本的には昨年までと変わらず、ポゼッションを意識しながら主導権を握るチームをつくりたい。そして、全員が高い守備意識を持つチームを目指す」とした。県内のチームに追われる立場となったが「まだ強豪とは言えない。選手には『周りの声は気にせず、目の前の試合に集中しよう』と伝えている。今後はさらに成長し、安定して勝てるチームになりたい」と気を引き締めた。
決勝点を決めた9番の木許央雅
(富田充)