県高校新人大会 バスケットボール男子 守備からリズムをつくり圧勝した柳ケ浦 【大分県】
2024/02/07
- 新人大会
後半に入っても守備の強度を緩めることはなかった。攻撃はポイントガードの古謝修斗(1年)が、高いボールキープ力で試合を落ち着かせ、ゴールへのドライブを繰り返し、マークを引き寄せて外角からのシュートをアシストする。リードしてからは相手につけ入る隙を与えなかった。足が止まった相手を尻目に、最後まで落ち着いた試合運びで逃げ切ると、コートに歓喜の輪ができた。
これまでセネガルからの留学生ベイノット(2年)に頼ることが多かったが、新チームになってからは、これまでの柳ケ浦の長所であった守備からリズムをつくるスタイルに原点回帰。守備のラインを下げないことを徹底した成果が、決勝の舞台で花開いた。キャプテンのベイノットは「県内の全ての大会で圧勝し、九州、全国で柳ケ浦の名前を広めたい」と流ちょうな日本語で話し、ムードメーカーとしてもチームを引っ張る覚悟を示した。中村監督は「今年も高さがあり、全員が3ポイントを打てる。福岡インターハイに向けて、最高の結果を出せるようにチームをつくっていきたい。まずは(3月に開催される)九州大会で過去最高の3位を上回りたい」と高い目標を提示した。
3年ぶり5度目の優勝となった
(柚野真也)