県高校総体直前特集 サッカー女子②竹田南 新たな歴史の幕開け

2019/05/14
  • 高校総体

 創部2年目、竹田南高校女子サッカー部が初めての公式戦に挑む。昨年度は部員4人。提携するヴェルスパ大分レディースとの合同練習で技術を磨き、4月に新1年生が11人入ったことで県総体がデビュー戦となる。キャプテンの後藤紗希(2年)は、「これまでの1年間は長かったが、個人能力を高めることはできた。チームとしてできることは少ないが、自分たちがどれだけできるか楽しみ」と笑みを浮かべた。

 

 伊達秀憲監督は、これまで一貫してパスをつなぎ、ボールを奪われないスタイルをチームに植え付けるために、練習は足元の技術向上に特化したメニューが中心。速いパスを味方の足元に届ける。チームづくりのアプローチは独特で、「組織をつくることで個を生かす」のではなく、「個を生かすことで組織にする」というもの。選手の意識に浸透するには、まだまだ時間を要するが「ブレずに(ボールを保持する)ポゼッションスタイルを貫く」と志は高い。

 

試合が待ち遠しいと語った後藤紗希(中央)

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