県高校総体直前特集 バスケットボール男子① いま注目すべき選手の気になるライバル
2019/04/25
- 高校総体
バスケットボールの県高校総体は5月26日から始まる。大会まで1カ月を切り、各校最後の仕上げに余念がない。前哨戦となった南九州四県対抗バスケ選手権大会県予選では、男子は昨年の県総体で優勝した大分舞鶴が準々決勝で敗退する波乱があり、上位チームの実力が拮抗していることを印象付けた。女子は中津北が圧倒的な強さを見せつけ、昨年逃した全国高校総体出場への強い思いを示した。
今回は県総体直前企画として“注目選手”にスポットを当て、気になるライバルを聞いた。
原田倖輔(大分雄城台3年)
スモールフォワード、178cm、64kg、戸次中学校出身
昨年の夏から不調が続いた。それまで主力を担っていたが、メンバーから外される。苦しい時期を「自分を見つめ直す時間」と捉え、練習後に毎日4㌔“雄城の坂”を走った。足腰が鍛えられ、体力も向上。「後半になってもシュートの精度が落ちなくなった」と実感する。得意の1対1もボールを受ける位置から再構築し、得点力に磨きをかけた。今では1試合平均25点以上を叩き出すスコアラーとなった。
悩み、苦しんだことが成長の糧となった。藤原和之監督は「高いレベルでプレーできるようになった」と定位置を与え、攻撃の核に据える。原田は県総体の場を完全復活の場と考えている。「チームをベスト4に導き、大会得点王を狙う」
気になるライバルは?
上山隼人(大分舞鶴3年)
2月の大会(全九州春季選手権大会県予選)でマッチアップして完全に抑えられた。あのときの悔しさを晴らしたい。南九州四県対抗バスケ選手権大会県予選では対戦できなかったので、県総体ではバチバチ勝負したい。1対1で勝って、チームでも勝つ!