国スポ 期待高まるチーム大分 今年も千点以上目指す 【大分県】
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2018県高校総体レポート(競泳・男女)注目選手
2018県高校総体レポート〜憧れの舞台を目指して〜
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県内各地で熱戦が繰り広げられた県高校総体。
高校生アスリートの青春をかけたドラマは、
感動と興奮、歓喜と哀愁を与えてくれる。
今年も才能あふれる選手がそろった県内の高校スポーツ。
ここでは大分の未来を担っていく選手たちを紹介する。
九州大会で全国行きの切符を狙う
津崎海斗(大分雄城台高校3年)
2000年11月22日生まれ、167cm、63kg、城東中学校出身
総合7連覇という目標に向けて、絶対に勝たないといけないという強い気持ちで挑んだ今大会。個人では平泳ぎ100mと200mで1位に輝き、それぞれ昨年の県総体を上回る好タイムを出した。また、4×100mリレー、4×100mメドレーリレーにも出場し、総合優勝に貢献した。
「雄城台高校として優勝できてうれしい」と笑顔を見せ、チームとしての勝ちにこだわった大会だと振り返った。一方で、個人としては全国高校総体出場の標準記録を突破できなかったことを悔やんだ。
練習では泳ぎの一本一本に集中して取り組んだ結果、好タイムも出ていた。自信を持って挑んだ大会だっただけに、さまざまな課題も見えたようだ。「全国の舞台で泳ぎたい。まずは九州大会でベストを尽くす」と、次の目標へ向けて意気込む。
仲間と喜ぶ津崎海斗(中央)
新フォームで記録更新を狙う
高野二葉(佐伯鶴城高校2年)
2001年12月26日生まれ、166cm、坂ノ市中学校出身
1年の頃から注目を集めている高野は、今大会も50m自由形で大会新記録を打ち出した。下城智宏監督も「インターハイ決勝進出を期待したい」とますます飛躍が楽しみな選手だ。
昨冬から本格的にフォーム改造に取り組み、試行錯誤を繰り返し、ようやく納得できる形に仕上がったという。「こだわりを捨てて自分自身としっかり向き合うことができるようになった」と、これから続く大会での記録更新に期待がかかる。
佐伯鶴城は男女が一緒に練習しており、性別や学年に関係なく仲が良い。「つらい時こそ声を掛け合い、盛り上がることができる仲間がいるからこそ優勝できた」とチームメートの支えに感謝する。次の目標は全国高校総体の標準記録を突破すること。まだまだ彼女の挑戦は終わらない。
(黒木ゆか)