国スポ 期待高まるチーム大分 今年も千点以上目指す 【大分県】
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2018県高校総体レポート(競泳・男女) 総合男子は大分雄城台が7連覇、佐伯鶴城が5連覇達成
総合で男子は大分雄城台が7連覇、女子は佐伯鶴城が5連覇を達成。個人では田中大寛(別府翔青2年)が100m自由形で大会新、200mで大分県新、御手洗大心(佐伯鶴城2年)が100m背泳ぎで大分県新、200mで大会新を出すなど数々の記録が生まれた。
大分雄城台はほとんどの選手が自己ベストを更新。リレー(4×100m、4×200m)でも優勝した。現チームは朝練や練習後の自主練などコツコツと努力する選手が多く、その積み重ねが結果に表れた。「3年生全員がいい泳ぎを見せた。勝つレースをしてくれて良かった」と堤聖一監督。先輩たちの雄姿を間近で見た1、2年生もこれに続き、8連覇、9連覇を目指して欲しいと話す。
4×100mリレーで大会新を樹立した雄城台
佐伯鶴城は高野二葉(2年)が自由形50mと100m、近藤優香(2年)がバタフライ100mと200mで優勝したほか、メドレーリレーとリレーでも優勝。キャプテンの大村紫野(3年)は「このチームだからこそ優勝できた」とチームワークの良さが勝利につながったと話す。調子が上がらない選手もいたようだが、全員で声を掛け合い、気持ちを盛り上げて大会に臨み、自身にとって最後の県高校総体を優勝で飾れたことに安堵しながら「後輩には連覇をつないで欲しい」と期待する。下城智宏監督は「九州や全国での力はまだまだ。自分との戦いに気持ちで打ち勝ってほしい」と話す。
記録との勝負である競泳は、メンタルの強さが重要。特に3年生にはベストタイムで高校の競技生活を終えられるよう、強い気持ちを持つ選手に成長してくれることを期待している。
50m自由形大会新を出した高野二葉(佐伯鶴城)
2018県高校総体レポート〜憧れの舞台を目指して〜
PICKUP PLAYERS FILE
キャプテンの責務果たす
伊東大稀(大分雄城台高校3年)
2000年10月11日生まれ、163cm、57kg、別府中部中学校出身
自由形(400m、1500m)とリレー(4×200m)に出場した。「一人ひとりが総合7連覇という目標に向かって真剣にレースをしてくれた結果」と振り返った。毎日の練習を日誌に書き、それぞれが反省点を自覚し、次の大会に生かせるようにしたことで、チーム全体の意識と技術の底上げができたという。
個人としては大会1日目に納得できる泳ぎができなかったというが、2日目は気持ちを切り替えて挑んだ結果、自己ベストを記録した。練習では体幹の強化に取り組み、その効果を実感できた大会だったという。インターハイ出場を目指すが、「今のままではだめ。まだまだ練習しなければ」と高校生活最後の目標に向かい努力を続ける。
(黒木ゆか)