2018県高校総体レポート(ラグビー競技) 常勝軍団・大分舞鶴が圧勝。大分東明も健闘!

2018/06/08
  • 高校総体

 15人制ラグビーの決勝は、3年連続で大分舞鶴と大分東明の対決となり、常勝舞鶴が貫禄の勝利。41年連続57回目の優勝となった。

 4月に行われた7人制大会で大分舞鶴を倒した大分東明は、その勢いに乗り序盤から闘志あふれる攻撃を展開。大分舞鶴に先制点こそ許したものの、前半15分には主将の河村陸(3年)がインゴールに走り込みトライ。これが15人制の公式戦では1年ぶりに舞鶴から奪ったトライとなり、応援の観衆からも歓喜の声が湧いた。

 しかし、試合の流れを掌握していたのはやはり大分舞鶴だった。決勝戦までにケガ人が相次ぎ直前にポジションチェンジもあったが、短期間で調整。公式戦初出場となった左ウイングの内田遥太朗(2年)が3トライを挙げるなど功を奏した。

 さらに、この春にフィジーから留学した大分東明のセコナイア・ブルとジョアペ・ナホの巨漢1年生コンビも攻略。相手の重量をものともしないタックルで相手の攻撃を崩した。得意のモールでも落ち着いてトライにつなげ、前後半合わせて7トライ、3ゴールを奪い、41-12でノーサイドとなった。

 大分舞鶴の主将・佐々木康成(3年)は「攻撃がやりづらく前半は体力も削られたが、最後まで落ち着いて戦えた」と振り返った。試合前、7人制大会の借りを返したいと話していたが、有言実行。全九州高校大会では福岡県の強豪、東福岡との対戦が控えている。

 15人制に先立って行われた10人制ラグビー決勝では、玖珠美山が臼杵を破って初優勝した。

 

57回目の優勝となった大分舞鶴

 

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