2018県高校総体レポート(ボウリング競技・男女)注目選手

2018/06/07
  • 高校総体

2018県高校総体レポート〜憧れの舞台を目指して〜

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 昨年から県高校総体の正式種目となったボウリング。団体では男女ともに大分が初優勝した。個人男子は石川龍生(中津東3年)が2連覇を達成、女子は岩本藍樺(大分1年)が頂点に輝いた。

 今大会はレベルが高く、1年生の活躍が目立った。県ボウリング連盟の中野晴夫理事長は、「ボウリング競技は、まだまだ発展段階。裾野を広げるためにも、興味のある方は各種大会に参加してほしい」と話した。

  

精密なコントロールで逆転優勝

 

石川龍生(中津東高校3年)

2001年3月14日生まれ、160cm、55kg、東中津中学校出身

 

 前半の3ゲームを終えて3位だった前年度王者の石川に焦りはなかった。「周りを気にせず、自分のベストを出すことだけに集中した」

 同じレーンの大分の荒金千真、中尾佑輝の1年生が大きく腕を振り上げ、勢いよくピンを弾く中、冷静にレーンの状態を見極めていた。レーンの表面に塗られたオイルは刻々と変化する。コントロールを重視する石川はボールへの回転、スピードを調整して最適解を探していた。

 「自分なりの展開が描けた」という第5ゲームは圧巻だった。1回のスペア以降、11連続ストライクで今大会最高の290点をマークし、一気にトップに立った。「集中を切らさず、全神経を指に集中した」と、その後も大きく崩れることなく、冷静に試合を進め逃げ切った。

 

 

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