2018県高校総体レポート(柔道競技・男女) 男子は柳ケ浦が2年連続で団体王者に 女子団体は大分西が3年ぶりの優勝

2018/06/04
  • 高校総体

 男子団体は2年連続優勝の柳ケ浦が他校を圧倒した。昨夏の全国高校総体団体5位を経験した山口良太、平山隆博、土谷颯太が最終学年となり、今大会個人90kg級を制したキャプテンの服部竜也(3年)が加わった布陣は盤石だった。

 試合前に服部が「いつも通りの柔道をしよう」と声を掛け、全員が気負うことなく“一本取る柔道”を目指した。準々決勝を全て一本勝ちで勝利すると、準決勝では得意技が次々と決まり、決勝でも危なげない試合運びで栄冠を手にした。

 全国高校総体に向けて、春から関東の大学への出稽古を中心とし、筋力トレーニングも増やした。「もっと強くなりたい」と選手が練習メニューを考え、自主性を身につけた成長の跡は好結果が示している。見据えるのは昨年を超える結果だ。服部が「まだ何も成し遂げていない」と話したように誰一人満足していない。

 

盤石の強さを見せた柳ケ浦 

 

 

 女子は大分西が3年ぶり4回目の優勝を果たした。名郷未祐、河野真美、中間瑞紀のオール2年生チームは、団体戦では失点なしで優勝し、個人戦でもそれぞれが優勝する快挙で締めくくった。

 先鋒の名郷が、「自分の役割は勝って勢いを与えること」と、先手必勝で相手に攻める隙を与えず一本勝ちでいい流れをつくった。

 昨年は1年生ながら全国高校総体個人戦に出場した河野と中間は、「今年は団体戦も」と強い思いを胸に秘め試合に挑み、実力通りの試合運びでポイントを取った。「みんなが一丸となって勝つことに集中できた」(河野)、「優勝するための練習をしてきた」(中間)と勝因を口にした。

 

失点なしで優勝した大分西

 

 

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