大分西高校 全員バレーで4強超え目指す

2018/05/04
  • 高校総体

県高校総体直前特集 バレーボール女子#05 大分西高校

 

 東九州龍谷を頂点に臼杵、国東、大分商業が続く。ここ数年、大分の女子高校バレーボールの序列は変わらないが、ベスト4の高く、厚い壁に大分西は挑んでいる。

 

 6月の県高校総体の前哨戦となる全九州バレーボール総合選手権大会県予選会では準々決勝で国東と対戦した。1セット目は中盤まで互角の戦いを演じた。2セット目は体力も精神力もつき2−0で敗れたが、大きな自信と手応えをつかんだのは確かだ。

 

 神田英臣監督は「やはりベスト4の壁は高い」と振り返ったが表情は明るかった。「国東相手にいい試合ができるようになった。選手は短い練習の中でやってきたことを出してくれた」と称えた。強豪校に比べ戦力は落ちるが、「バレーボールが好きな子が集まり、頑張っているチーム」だ。粘り強くレシーブを拾い続ける根負けしないバレーボールを信条とする。

 

 チームの中心は3年生の2人。身長170cmの村上咲麗子は力強いスパイクを打ち、キャプテンとしてもチームを引っ張る。もうひとりはレシーブを得意とする石川菜琉。国東戦では必死のレシーブで相手の攻撃に食らいついた。県高校新人大会に続いてベスト8に終わったが試合内容は良くなっている。村上は「これまで勝利への執着心が少なかったが、みんなが負けて悔しいと思えるようになった」と話し、石川は「相手のサーブをしっかり拾えば十分戦える。あとは2セット、3セットを戦い抜く体力が必要」と課題を挙げた。

 

粘りの全員バレーがチームスタイル

 

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