県高校総体 フェンシング 大分豊府が男女で頂点 【大分県】
2025/05/29
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エース対決で岡田からポイントが取れなかった西山は、「自分のフェンシングはできた。チームとしてもいい雰囲気で臨めた。ただ、相手のエースから一本を取って勢いをつけたかったが、それは難しかった」と唇をかんだ。それでも、「チームとして勝てたことが何よりうれしい」と誇らしげに語る。
小学生の頃からフェンシングに打ち込んできた西山にとって、岡田は長年のライバルであり、憧れの存在だった。「中学時代はよく比較されて苦しかった。でも、高校では国際大会を経験し、自分のフェンシングを見つめ直すことができた」と言う。高校に入ってからは「じっくり攻めて相手のミスを誘う」というスタイルにシフト。「時間をかけて攻めることで、相手に考えさせて混乱させる」と語るように、今では相手にとってやっかいな選手となった。
今大会では個人戦でも団体戦でも岡田に勝つことはできなかったが、西山の目はすでに次を見据えている。「自分の弱さを再確認できた」と冷静に受け止めつつ、「強みであるアタックを武器に、九州・全国でのリベンジを果たしたい」と意気込んだ。
九州・全国での活躍を誓った西山花桜
(柚野真也)