県高校総体 新体操 別府鶴見丘の西由美子が2連覇、努力が形となる 【大分県】
2025/05/27
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西の演技について、河田幸栄審判長も「一つ一つレンガを積むような練習の跡が見える。地道に正確に積み上げたことが、緻密な演技につながっている」と高く評価した。体づくりへの取り組み、手具操作の正確さ、難度技の確実な実行。それらすべてが織りなす演技は、見る者に確かな説得力を持って映った。
一方、総合3位となった清末も観客の心をつかんだ。明るく活発なキャラクターを前面に押し出し、個性的な表現力で会場を魅了。「フープでミスをしたのは悔しいが、気持ちを切り替えて最大限やりきった」と振り返るように、その精神力とパフォーマンスには光るものがあった。表現がより重視される新ルールへの適応を意識し、「一つ一つの技のつなぎでインパクトを与えることを考えた」と語る姿は、今後の成長への期待が高まる。
今大会に出場した別府鶴見丘の4人は、それぞれに個性があり、互いに刺激を受けながら競い合う。河田審判長は「人を惹きつける演技をこれからも目指してほしい」と期待を寄せた。
個性的な演技で魅了した清末結愛
(柚野真也)