県高校総体前特集 バスケットボール男子(4)藤蔭 速攻で仕掛けろ、全員バスケの真価 【大分県】

2025/04/30
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 だが、南九対抗県予選では課題も残った。前半にリズムをつかみかけながら、イージーミスが連続し、自分たちの流れに持ち込めなかった。吉田はその点を「強みを出しきれなかった」と悔やみ、県高校総体に向けて「まずはディフェンスから流れを作りたい」と気を引き締める。

 

 現在、チームには3年生11人、2年生7人、1年生6人が在籍。主軸を担う吉田を筆頭に、鶴石高樹(3年)ら先発5人は1年時から試合を経験しており、安定感と経験値は十分。さらに今後、1年生からも戦力となる選手が現れる可能性があるという。練習試合を重ねながら選手層を厚くし、県総体では決勝リーグの連戦を見据えたローテーション構築も進めている。

 「4強は通過点。目指すは決勝の舞台」と吉田。積み上げてきた走力と対応力、そして全員が得点源となれる攻撃力で勝機をつかむ。

 

主軸を担う鶴石高樹

 

 

(柚野真也)

 

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