全国高校総体 グッドルーザーたち バレーボール男子 貫いた大分工業スタイルで手応えつかむ 【大分県】

2024/08/18
  • 高校総体

全国高校総体バレーボール競技

男子 8月1日 ダイハツ九州アリーナ

予選グループ

大分工業0(21-25、19-25)2東北(宮城)

敗者復活戦

大分工業0(26-28、28-30)2松本国際(長野)

 

 全国高校総体の男子バレーボールで大分工業が確かな爪痕を残した。予選グループで敗れ、敗者復活戦も惜敗したが、会場から大きな拍手が送られたのには理由があった。小兵ながら鍛え上げたレシーブ力で、相手の強烈なスパイクを拾ってつないだ。絶対的なエースはいなくても、地道に丁寧に一点一点を積み重ねた。

 

 昨年11月の春の高校バレー県予選に敗れた後、新チームが発足。突出した選手がいなければ、180cmを超える選手も少ない。ここ数年で最も戦力の落ちるチームと言われたが、キャプテンの遠島飛童(3年)は「自分たちにしかできないスタイルをつくろう」と下を向くことはなかった。高さとパワーの攻撃的スタイルが好まれる昨今、まずは攻撃の起点となるサーブレシーブから磨き、アタッカーは軟打でブロックアウトを狙う。ブロックは「タイミングと指の形」を徹底し、スパイクを止めるのではなく、ワンタッチで勢いをそいだボールをレシーブ陣が待ち構える。

 

レシーブ力で勝負した

 

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