全国高校総体 カヌー男子 高田の3年生ペアが2冠達成 【大分県】

2024/08/11
  • 高校総体

 二人の出会いは中学1年のとき。高田中に転校してきた沢田に声をかけたのが小串だった。すぐに意気投合し、友達になった。近所の知り合いの勧めで2年時にカヌーを始めた沢田が、今度は小串に「一緒にカヌーをしようよ」と声をかけた。そこから競うように練習し、水面を滑る楽しさに夢中になった。

 高田高に入学し、ペアを組んだのは高校2年の県高校総体後。爆発的な瞬発力でスタートを得意とする小串と、スタミナを武器とする沢田。互いの特徴を出し切るまで時間はかかったが、照準を全国総体に合わせ、練習を重ねた。今年3月のカヌースプリント日本代表選手選考会(ジュニア)で2位となり、日本一が射程圏内となった。

 

 「かみ合えば爆発的なスピードが出るのは分かっていた」(沢田)、「結果が出たことで自信になった」(小串)と調子を上げ、地元開催の全国総体で2度の頂点に立った。今大会でペアはいったん解散する。国スポは、沢田はシングル、小串は他の選手と組んでペアに出場する。「いつか一緒に乗れたらいいな」と語り合った二人は、同じ大学を目指すという。ペア復活は案外早そうだ。

 

仲良しペア沢田幸太郎(右)と小串豪

 

(柚野真也)

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