全国高校総体 テニス男子 県勢初の頂点に立った松永朔太郎(大分舞鶴3年) 【大分県】

2024/08/10
  • 高校総体

全国高校総体テニス競技

8月8日 レゾナックテニスコート

男子シングルス決勝

松永朔太郎(大分舞鶴)4-6、6-2、10-4逸崎獅王(相生学院・兵庫県)

 

 県勢初の頂点に立った。全国高校総体のテニス男子シングルスで決勝に挑んだ大分舞鶴の松永朔太郎(3年)が、相生学院(兵庫)の逸崎獅王(3年)にタイブレークの末に勝利。2時間余りの大熱戦に終止符を打った。勝利が決まった瞬間、松永は両手を大きく広げ、勝利の味をかみ締めた。「小さい頃から日本一になるのが夢だった」と万感の思いが込み上げた。

 

 舞鶴対決となった準決勝の渡辺脩真(3年)との試合に8-3で勝利し、日本一を託された。試合後に「脩真が任せたと言ってくれた」と高校1年の頃からチームメートであり、ライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)した渡辺の思いを背負って臨んだ決勝戦。気負い過ぎた感は否めず、第1セットを落とした。

 

 「気持ちを切り替えたかった」(松永)とコートを離れ、勝負服の赤のユニフォームに着替え、第2セットを迎えた。ストロークが安定していたので「気持ちを切らさないように集中した」。猛暑でコート上は暑く、判断力が鈍る。暑さは相手にとってもきつく、強引な強打でミスも重なり、イライラする場面が見てとれたが、松永は一喜一憂することはなかった。集中力を研ぎ澄まし、シンプルに自分の間合いで打つことを心掛けた。

 

優勝を決めた瞬間に勝利のガッツポーズ

 

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