全国高校総体 剣道女子団体 チーム力アップの明豊が春夏連続日本一に挑む 【大分県】

2024/08/06
  • 高校総体

 全国選抜では東頼みだったが、「東先輩にリードしてつなげる」を合言葉に下級生が奮起。中元は東に次ぐポイントゲッターになるべく得意の飛込み面を磨き、予選リーグでは2勝した。「日本一への連覇、大分開催のプレッシャーはあったが、会場の雰囲気を知っている地の利を生かせた。緊張せずに自分の技を打ち抜くことができた。東先輩に負担をかけることなく勝ち上がれたのが何よりもうれしい」と胸を張る。

 

 対戦相手の力関係や戦況に応じて相手にポイントを与えない戦い方をする試合巧者となった。後輩の成長を目の当たりにした東は、「全員が自分の役割を分かっていて、団体戦の勝ち方を理解している。団体戦は流れが大事」と話す。相手にポイントを与えず、いい形でバトンをつないで、最後は東がけりを付ける。これが明豊の「勝利の方程式」だ。「自分の役割はどんな形で回ってきても一本を取ること」と東。

 日本一まで、あと4勝。中元は「目の前の試合に集中して、やり切るだけ」とチームの思いを代弁した。

 

決勝トーナメントに臨むメンバーたち

 

 

(柚野真也)

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