全国高校総体 なぎなた個人試合 初出場の小野栞(玖珠美山3年)が準優勝 【大分県】
2024/08/03
- 高校総体
翌日の決勝トーナメント2回戦の当日の朝、オリンピック初出場の柔道女子・角田夏実が金メダルを取ったニュースを見て、「私と同じ初出場。やるっきゃない!」と後押しされたという。得意の中段からの面に思い切りの良さが加わり、好調を継続。決勝は3月の全国高校選抜大会で優勝した王者相手に食らいついたが、試合終了直前にスネを打たれ一本負けとなった。「ここまで勝てたうれしさ反面、最後に負けた悔しさもある」と涙を流したが、今大会で出た課題は明白となった「手数は多かったけど一本を取れなかった。技の精度を上げたい」と、国スポ九州ブロック予選に向けて気持ちを切り替えた。
竹刀からなぎなたに持ち替えたのは高校1年。剣道と異なる間合いを意識し、手数を増やすことで力をつけてきた。県内の合同合宿では上杉や山名らレベルの高い選手と練習することで、「追いつき追い越せ」との思いを強くし、鍛錬した。国スポ九州ブロック予選では県選抜として上杉、山名と組んで出場する。「力を合わせて予選突破し、日本一になる」と仲間となったライバルとリベンジを誓った。
悔し涙を流したが、最後は笑顔でリベンジを誓った
(柚野真也)