夏の主役たち③ バドミントン男子 集大成の場に挑む内藤柚希(大分西3年) 【大分県】

2024/06/17
  • 高校総体

 軽快なフットワークに、バラエティーに富んだショットの数々。足の痛みはあったが、内藤は伸び伸びラケットを振った。準々決勝まで短時間で試合を終わらせ、体力を温存するとともに「落ち着いて、いろいろ試しながら試合ができた」。

 準決勝、決勝では成長著しい2年生が相手となったが、「3年生の意地」を見せつけた。決め球がネットにかかる場面もあったが、要所で流れを引き寄せたのは、この1年間で強化してきたスマッシュだった。相手の胸元やラインに決め、ヘアピンなどで緩急をつけて突き放した。「ようやく自分らしいプレーができた」。優勝を決めた瞬間、笑顔がはじけた。

 

 県高校総体の反省を生かし、全国高校総体までに「足をつくりたい」とフットワークやフィジカル強化に時間を割く。最後の全国高校総体は3種目での出場はかなわなかったが、「感謝の気持ちを表現し、悔いの残らない試合をしたい」と意気込んでいる。

 

全国高校総体ではベスト16が目標

 

 

(柚野真也)

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